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平成23年

list第3回定例会

10月20日

「平成22年度決算」賛成討論

 私は葛飾区議会公明党を代表し、ただいま上程中の報告第1号、平成22年度葛飾区一般会計歳入歳出決算ほか6件の報告について、いずれもこれを認定する立場から賛成討論を行います。
 平成22年度は、青木克徳区長の下で区政が本格的に動き出した年であり、区民第一、現場第一、行政のスピードアップを区政運営の基本姿勢として、「夢と誇りあるふるさと葛飾」の実現に向けて、「子どもが元気に育ち、豊かな人間力を育む環境づくり」「ともに支えあい、いきいき暮らせる健康づくり」「住み続けたいと思える、安全、安心なまちづくり」「葛飾の良さを活かした、魅力と活力あふれるまちづくり」「区民とともに築く、人にやさしく住みよいまちづくり」の五つの分野を中心に、積極的に施策を推進されました。
 特に「すぐやる担当課の設置」や「福祉総合窓口の開設」「はなしょうぶコールの開設」など、きめ細やかで質の高い行政サービスを内外に示すことができた大変意義深い年でありました。
 一方、平成23年3月11日には、東日本大震災が発生し、これまでの我が国の防災対策を根本から揺るがすような未曾有の被害をもたらしました。本区においても、液状化対策、帰宅困難者対策、そして、原発の事故に伴う放射能対策など、今後の安全・安心のまちづくりに大きな課題を提起する年度でもありました。
 平成22年度の我が国の経済は、リーマンショック後の急減速から、一部に持ち直しに向けた動きが見られる状態ではあったものの、失業率は依然として高く、また、海外経済の下振れ懸念もあるなど、依然として先行きが不透明な状態にありました。
 このような景気の局面にあって、本区の平成22年度決算は、区民所得の減少や特別区交付金の減による大幅な減収の一方、生活保護費などの扶助費が大幅に増加する中、着実な行財政改革への取り組みとともに、適切かつ順調に事業が執行されましたことを評価いたします。
 では、個々の施策について、具体的に述べさせていただきます。
 始めに総務費では、先ほども申し上げたとおり、すぐやる担当課の設置を始め、コールセンターの開設、福祉総合窓口の開設など、「区民第一」「現場第一」「行政のスピードアップ」を具体化されたことは高く評価いたします。
 また、「人づくり」の面では、人材育成基本法に基づき、各種の研修を始め、職員研修の充実などに取り組まれておりますが、職員のやる気を更に向上させる対策の実施を望みます。
 更に、かつしか文学賞をはじめとして、文化・芸術施策の着実な推進が図られたことは評価いたします。より一層、区民から愛され親しまれる文化芸術事業となることを望みます。
 なお、防災対策については、東日本大震災の教訓を踏まえ、安全・安心なまちづくり、防災行動力の強化など、ハード・ソフト両面にわたる実効性ある対策を望みます。
 次に、産業経済費では、中小企業一本化融資制度の創設を始め、時宣にかなった適切な対策が行われたことは高く評価します。
 また、観光分野については、観光PR用DVDの制作などへの取り組みを評価するとともに、これまで以上に、フィルム・コミッション事業の実施などにより、葛飾の魅力を内外に発信することを望みます。
 次に、福祉費では、高齢者・子育て支援の施策など、きめ細かな事業が展開され、着実に成果を上げていることを評価いたします。
 高齢者の居場所づくりとして、いきいきサロン事業などの充実を望みます。また、今後の高齢社会の展開を考えれば、海外を含めた先進的な福祉のあり方を研究する必要があると考えます。
 なお、高次脳機能障害者に対する支援事業や高齢者に対する介護予防事業などについては、より一層の充実を求めます。
 また、子育て支援として、認証保育所の保育料助成を実施するよう求めます。
 次に、衛生費では、水痘、おたふくかぜ、ヒブ、小児用肺炎球菌予防接種に対する助成事業が始まったことについては評価いたします。
 なお、放射線問題を始め、新たな健康不安に対しては、区民の健康を守る立場から、更なる放射線量の測定と、その情報公開及び測定結果に応じた除染の推進など、積極的な取り組みを望みます。
 次に、環境費では、屋上・壁面緑化助成事業や省エネルギー設置導入助成事業、緑のカーテン普及事業は区民に好評であり、大変高く評価いたします。この夏の節電対策に引き続き、さらなる節電施策の充実を望みます。
 なお、放射線量の測定及び結果の公表については、区民の不安を解消するためにも全力で取り組むよう強く望みます。
 次に、都市整備費では、各地区の街づくり、京成線の連続立体化、都市計画道路の整備など、着実な事業の推進を高く評価いたします。
 なお、これからの街づくりや道路整備においては、高齢者が一息つけるような憩いと潤いのある空間づくりを求めます。
 また、公園・児童遊園の整備にあたっては、ユニークな遊具の設置など、魅力ある公園づくりを要望いたします。
 次に、教育費については、食育に関する情報発信について、各学校での「給食だより」にも見られるように、積極的に取り組まれており評価いたしますが、先進事例から学ぶ点も多くあり、さらなる推進を求めます。
 なお、さらなる学力、体力の向上、子どもの教育環境の向上に全力で取り組まれるよう強く要望いたします。
 また、小中一貫教育については、現状の課題をしっかりと把握し、できる限り課題をクリアして次の展開につなげていくよう求めます。
 また、避難所の運営については、東日本大震災の経験を活かして、より実践的なものとなるよう強く要望いたします。
 その他、6特別会計につきましては、適正な決算であると認定し、引き続き着実な事業の執行を望みます。
 最後に、当委員会の審査過程におきまして、我が会派の委員から出された意見、要望などについては、今後の区政に着実に反映されるよう要望いたしまして、討論を終わります。 ご静聴ありがとうございました。

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